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INTERVIEW  vol.1

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こんにちは。バーチャル座談会の司会を務めます、カヨです。

ここでは時々自動の本公演「コンサート・リハーサル」に出演するみなさんをゲストにお迎えし、作品に纏わるあれこれをおしゃべりしてみたいと思います。

第一回目のゲストは、朝比奈さん、唯ちゃん、ポコちゃん(岸山絵美)、牧ちゃん、まゆちゃん、かのちゃんです。どうぞよろしくお願いします。

 カヨ

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よろしくお願いします!

 一同

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みなさん、「コンサート・リハーサル」までついに3ヶ月をきってしまいました!早いなぁ…。私たちは足掛け3年、「コンサート・リハーサル」に向けてのステップ公演「リハリハ」シリーズを重ねてきたわけですけど、シリーズ最後の「リハリハ6」を10月末に終えて何か思うことはありますか?

 カヨ

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はい!質問です。「リハリハ6」で一番好きなシーンは?

 ポコ

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今回の成長株のまゆちゃんのポイポイのシーンかな。長身から繰り出されるダンスもステキだった。

   牧

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最後の即興。とても気持ちいい。そこからのクスクス(カヨ光介)ボーイズからカヨマヌカンで終わるという流れも好き。

​ かの

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うーー、宇佐美さんの「兄兄兄…」マヌカンかなぁw。。まゆちゃんボーイズのポイポイ中のダンスも好きでした。まゆちゃんの体がしなやかに豪快に反り返ったりするのを見てすごく気持ちがいい!

   唯

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個人が見える魅力的なシーンがたくさんありましたよね。ちなみに、ボーイズというのは時々自動的漫談、マヌカンというのはポージングショーから始まった時々自動的ダンス。どちらもリハリハシリーズで生まれたものだね。

 カヨ

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リハリハシリーズ、どうでした?これが大変だったー、とか、これが生まれたよね、とか。

   唯

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まず思い浮かぶものは、個人的にはなんといっても「リハリハ3」前のYKK(リハリハシリーズで生まれた時々自動内3ピースガールズバンド)でベースを始める時。自分の下手くそさに毎日うちひしがれてました(いまもだけど)。

​ かの

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私も、リハリハシリーズで生まれたものと言ったら、やはりYKK。

   唯

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始めの頃は光介さんや朝比奈さんも稽古についてくれていて、光介さんはまさにバンドの顧問といった感じ。朝比奈さんは総監督みたいな感じでしょうか。朝比奈さんの車の中で、唯ちゃんと二人で「さようなラッパ」の歌レッスンをしてもらったこともあります。

​ かの

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そう!このバンドを組んだのをキッカケに、ギターもちゃんと弾きはじめましたw。ギターが楽しくなったし、歌もうたって。3人で新しい挑戦の日々です。

   唯

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YKK、楽しそう〜。

 ポコ

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そういえばつい先日、iPhoneのボイスメモでYKKの初練習の時の録音を聞いてみたら、びっくりたまげる音でした。ある意味、プロには出せない凄まじいサウンド。。

​ かの

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The Shaggsがよく引き合いに出されてたよね。

   牧

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60年代のアメリカの姉妹バンドね。wikiには、アウトサイダー・アートの音楽の最古の部類、って書いてあります 笑。いいよね、なんか一番大切なもの以外軽々と手放しちゃってる感じが。興味があったらYoutube見てみてください。

 カヨ

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リハリハシリーズをやって、時々自動が一番変わったと思うところはありますか?

 まゆ

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世界観ありき、よりもメンバーありき、な感じかしら。

   牧

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リハリハをやっていく中で、時々自動メンバーひとりひとりの個性がにじみ出てくるような、際立ってくるような作品になってきているような気がします。マヌカンにしても、ボーイズにしても。それはやはり、それぞれがパフォーマーとして強くなってきているからではないでしょうか?変化を続けながら、今しか見られない時々自動になっていると思います。

   唯

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私も、個人の集積としての集団だということが、よりくっきりした感覚があるなぁ。

 カヨ

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はい!じゃあリハリハシリーズを経て、自分が変化したなーと思うことは?

 ポコ

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自分が変化、というか、変化していくメンバーを見て刺激となってる感が強いかな。とくに若い世代ね。柔軟だなぁと。

   牧

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お!中堅のお姉さんの発言。

朝比奈

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今までやったことないこととか、やるとも思っていなかったことをリハリハを通して経験できて、自分の中に新たな回路ができていく感じ。それがとても楽しい!あとは、稽古場で音響機器をセッティングしているうちに、苦手且つ嫌いだった配線が好きになりました。

​ かの

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バンドマンとしての道を着々と歩んでますね。

​ カヨ

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わたしにとってはリハリハシリーズを経て、と同時に時々自動に参加してとなるのですが、なんとなく感覚として曖昧にとらえていたことを言語化したり、マヌカンやボーイズなどの小作品をつくるなかで具体化したり相手に届くような形にしていく作業は学びが多かったです。ちょっとは進化できたかな。

​ まゆ

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この間、久しぶりにリハリハ初期のマヌカン動画を見たら、あぁ私、私の身体、いつの間にか少なからず成長してるかも…強度増してるかも…!と思って、ちょっと嬉しかったです。私なりにもっと踊りたいです。ところで、マヌカン、みんなどんなこと考えてやってました?どんな気づきがあった?どんなとこが面白い?大変?マヌカンって結構個人作業だから…。

   唯

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人によって出来上がるものが全然違うし、同じものを踊っていても個々の違いが出て面白い。

​ かの

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うん、本当にそれぞれみんなが違うよね。そしてその人らしさがすごく出る。知らなかった一面が見えることもある。やっぱり「その人」を見てるのが面白い!

   唯

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私はこれまでダンス経験がなかったので、まずお腹を引き上げるとはなんぞや、というところからのスタートだったけど、人によって体が違う限り私の体からしか生まれない何かはあるはずだという期待を持ってやってます。人の体って面白いですよね。

​ かの

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んー常に試行錯誤。自分の感覚だけを頼ってやってしまうと小さなものになってしまうなと痛感、人の見ていいところを真似したり、カラダの欲求に従ってみたり、音楽に委ねてみたり、まだまだ進化できると思う。自分がまずはコレダ!と思うところまでいきたい。

   牧

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自分の場合は、頭で考えすぎていると、あまり上手くいかず、実作業も進行しないコトが多い。なので、上手く言葉で説明しにくいのですが、まずは自分の中がからっぽな状態になれるコトが、とても大切で、そこから出てきたモノは、自分自身も興味深い。そうした作業はおもしろく感じます。

 ポコ

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シノプシスを考えて物語的に作ってみたり、外側のカタチから出発したり、でも実際に動いてみると、結局体の側からのフィードバックがたくさんあって、最終的にはあら、こんなことになっちゃった、みたいな…それはとても面白い作業です。でも、自分が作ったものは、作りたての時にどうしてもナデナデ、可愛がってしまって、客観的な視点が持てない。自分から引き離したり、近づけたりしながら、私の体に何をさせよう、と思ってます。よく打ちひしがれてるけど。

​ カヨ

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今まで踊りの経験がほとんどなかったので、全てが手探りでしたが、身体を使うことで逆に自分の気持ちや気分みたいなものが動かされるという経験をして、それはとても面白かったし発見でした。体と心は繋がっているんだなと。だから、心の調子が悪いとすごく影響があって、お芝居と同じで、すごくデリケートなものだとも思いました。イメージを使うのもよく似てる。

​   唯

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いろいろおもうのですがなにをしゃべっていいのやら。お稽古がんばります。本番を見ていただけたら嬉しいです。

​ まゆ

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コンリハではどんなマヌカンが見られるか、楽しみですね。

さて、そろそろ終わりの時間が近づいてきました。今回はリハリハシリーズについて色々とおしゃべりしてきましたが、最後に何か聞きたいことはありますか?

​ カヨ

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朝比奈さん、新作「コンサート・リハーサル」の作品のテーマは?

 ポコ

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ズバリ時々自動がテーマです。

劇団ができてだいたい40年くらいになるわけで、そしてぼく個人のことだけど70歳になってこれからどうやっていこうって考えて、このあたりで時々自動とは何かということを、作品として形にしたいと考えました。

朝比奈

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新作のテーマは時々自動!!です、みなさん。

バーチャル座談会vol.2をお楽しみに〜。

​ カヨ

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