top of page

INTERVIEW  vol.3

Chihiro.jpg

こんにちは。バーチャル座談会もいよいよ最終回!今回のゲストは朝比奈さん、宇佐美さん、光介さん、ワクワク(和久井幸一)です。司会は私、ちひろが務めさせて頂きます。よろしくお願いします。

  ちひろ

interview3一同.jpg

よろしくお願いします!

 一同

Chihiro.jpg

まず朝比奈さんに質問です。第1回目の座談会で「新作のテーマは時々自動」という話が出ましたが、タイトルの由来はなんですか?

​  ちひろ

Asahina.jpg

どんな場面設定がいちばん時々自動らしいかなと考えたら、やはりリハーサルタイムだろうと。で、前から好きだったフェリーニの映画「オーケストラ・リハーサル」に引っ掛けて「コンサート・リハーサル」にしたわけ。

  朝比奈

Chihiro.jpg

なるほど。フェリーニの映画と時々自動、どんな共通点があると思いますか?

  ちひろ

Usami.jpg

つかみ所の無さ、というよりつかみ所が逃げて行く感じ。どこか老練で軽妙。

  宇佐美

Asahina.jpg

へえ時々自動も老練かあ…。

  朝比奈

Waku.jpg

「未完成の美」かな。リハーサルは本番の一歩手前にあるからこそ、これから展開されようとする無限の理想や可能性を孕んでると思う。

​ワクワク

Asahina.jpg

未完成の醜悪かもしれない(笑)。

   朝比奈

Chihiro.jpg

おおお、本番の一歩手前が完成形なわけですね。時々自動らしいトリッキーさを感じます。

​  ちひろ

Kousuke.jpg

「コンサート・リハーサル」はどんな作品になりそう、あるいは、したいと思う?

   光介

Waku.jpg

朝比奈さんが時々自動に対して自己言及する作品になると思う。映像担当としては、そのイメージを具現化しつつ、自分の技量を以て味付けしたいですね。

ワクワク

Usami.jpg

自信に満ちた、確信に満ちた作品。なんか、豪華な舞台ではないが、満ちてる感じがでたらいいな。新生の公演でもありたい!

  宇佐美

Chihiro.jpg

宇佐美さんは美術担当ですが、「コンリハ」のチラシ画をどんなイメージでつくったんですか?ブルーが印象的ですよね。

  ちひろ

Usami.jpg

はい。風がガーって吹いてます。高い上空であります。宇宙です。これから舞台で起こるであろう事、勝手にイメージしました。

  宇佐美

Asahina.jpg

確かに勝手かも(笑)。でも、とよみちゃんらしいイメージで、元気が出ます。

  朝比奈

Chihiro.jpg

この絵、細かい所もひとつひとつ描き込まれてるんですよね。ぜひ、じっくリ見てみてほしい!

  ちひろ

Usami.jpg

ちょっと驚いたのは、絵の中でスリングショットをかまえている女の子が、今回まさしくその役で立つであろうチイちゃんに、そっくり!勝手に描いたのに!

  宇佐美

Chihiro.jpg

ゲストのチカナガチサトさんですね。ほんとだ、似てる…!そうそう、今回の大きな特色として、公募パフォーマー(通称コパ)の存在があると思いますが。

  ちひろ

Asahina.jpg

時々自動はある意味非常に独自の集団観でやってきていて、「内部」と「外部」っていう区分けがしやすいというか、メンバーとしては無自覚かもしれないけど、それに縛られてきた面というのがあると思っていて。

  朝比奈

Chihiro.jpg

朝比奈さんはよく「アジール(=聖域)」という言い方をされますよね。それが「内部」。

  ちひろ

Asahina.jpg

そう、だから時々自動を作品化するには「外部」を設定しないといけないと考えたわけ。それで、実際外部である外の演技者のひとたちに「外部」の役を演じてもらうことにしました。

  朝比奈

Chihiro.jpg

そっか、だから大勢のコパ達が必要だったんですね。外部によって「時々自動」が浮き彫りになってくる。

  ちひろ

Asahina.jpg

時々自動には、「遊び」と「実験」をごっちゃにしたまんま、自分たちが面白いと思うスタイルを作り出してきたっていう歴史があって。とくに音楽はこの傾向が強いかな。

  朝比奈

Usami.jpg

そういえば、今回「イエオタテル」(1991年)の楽曲がたくさん使われているのはどうして?

  宇佐美

Asahina.jpg

単純に言って、時々自動40年の活動の中で作られてきたいろんな音楽の中でかなりかっこいい部類かなってことだけど…「イエオタテル」がその極め付けって感じだからかな。

  朝比奈

Chihiro.jpg

確かにカッコいい曲ばかり!私はいつもコーラスの美しさに打ち震えてます。過去の素晴らしい楽曲も満載ですが、「コンリハ」のために生まれた音楽といえば「即興」ですよね。

  ちひろ

Kousuke.jpg

はい。時々式即興は、まず自分たちでカッコイイと思えるフレーズを作って共有する。例えばカヨちゃんがつくった1曲目をカヨ1と名付けて「はい、カヨ1をやってください、せーの!」ジャン♪って演奏出来るようになる。それを即興的に組み合わせていったりするものを「即興」って言ってるんですね。

   光介

Chihiro.jpg

現在100を越える即興フレーズ。「コンリハ」の舞台でどんな風に奏でられるのか楽しみです。では最後にみなさんの意気込みを!「コンリハ」に向けて目標にしていることはなんですか?

  ちひろ

Kousuke.jpg

人前で喋ることの身体化。例えばトランペットを吹いているときは、完全に音楽に集中することができる。お客さんのこともほとんど気にならないし、やってる途中で反省することもない。それと同じところまで行きたいです!!

​   光介

Waku.jpg

良い映像を作り、良いアコーディオンを弾くことが目標です。

ワクワク

Usami.jpg

何かを少しでも良くしたい。次に生き残りたい。

  宇佐美

Chihiro.jpg

さあ、いよいよ始まる「コンサート・リハーサル」!!みなさま是非、時々自動を体感しに来てください。

  ちひろ

interview3一同.jpg

お待ちしています!!

   一同

bottom of page